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Information HCIA 2024.03.19

年間を通してさまざまな感染リスクが発⽣しています。
次亜塩素酸⽔を含む適切な薬剤の適切な使い分けで、感染拡⼤を起こさない環境づくりを

各種感染症の現状

インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスだけでなく、毎年、季節によって多種の固有の感染症や花粉症が拡⼤しています。冬場だけでなく、年間を通した感染予防の実
施が重要です。
下図は、直近1年間の3種のウイルス感染の患者数推移です。感染拡⼤ピークが⼤きく異なり、この3種からも1年間を通した感染対策の重要性がわかります。

Information HCIA 2024.03.192(引⽤)https://moderna-epi-report.jp/
moderna社
「新型コロナ‧季節性インフルエンザ‧RSウイルス リアルタイム流⾏・疫
学情報」

年間を通した感染症リスクについて

1⽉:インフルエンザが流⾏する時期で、寒さと乾燥がウイルスの活動を活性化させます。
また、室内での暖房使⽤が増えるため、加湿器を適切に管理しないと加湿器肺炎のリスクもあります。

2⽉:インフルエンザと共に、⾵邪も流⾏します。乾燥した室内環境は、⾵邪ウイルスの⽣
存に適しています。

3⽉:⾵邪と花粉症に注意が必要です。花粉症は直接的には感染症ではありませんが、体調を崩すと感染症にかかりやすくなります。

4⽉:⼿⾜⼝病やノロウイルスによる感染が増えます。また、春の花粉症のピークもあり、
体調管理が重要です。

5⽉:⾷中毒の季節が始まります。特にビブリオ菌による感染が増えます。また、気温の上昇と共にエアコンを使⽤するようになり、エアコン内部の清掃を怠ると夏型過敏性
肺炎のリスクが⾼まります。

6⽉:ジカウイルスやデング熱など、蚊による感染症に注意が必要です。また、梅⾬の湿気によりカビが増え、カビによるアレルギー性疾患のリスクも⾼まります。

7⽉:⾷中毒やウイルス性胃腸炎が流⾏します。また、エンテロウイルスによる⼿⾜⼝病も注意が必要です。さらに、エアコンの使⽤が増えるため、夏型過敏性肺炎のリスクも
注意が必要です。

8⽉:猛暑と共に⾷中毒がピークを迎えます。また、エンテロウイルスD68による重症の感冒も出現します。この時期にはプールや海⽔浴による感染症も注意が必要です。

9⽉:夏の終わりと共に、RSウイルスによる感染が増えます。また、秋の花粉症の季節も始まります。

10⽉:季節の変わり⽬には、⾵邪やインフルエンザに注意が必要です。また、加湿器の使⽤が増えるため、加湿器肺炎のリスクも増えます。

11⽉:冬型ノロウイルスが出現します。また、室内での暖房使⽤が増えるため、加湿器肺炎のリスクも⾼まります。

12⽉:寒さの中でのクリスマスや年末年始の集まりで、⾵邪やインフルエンザが流⾏します。
また、乾燥した室内環境は、⾵邪ウイルスの⽣存に適しています。ここでも加湿器肺炎のリスクがあるため、加湿器の清掃と管理が重要です。

感染対策には薬剤の特徴に応た適切な使い分けが有効で す

このように感染対策は年間を通じて必要です。アルコール、次亜塩素酸⽔、次亜塩素酸ナトリウムなど、それぞれの薬剤は⼀⻑⼀短があり、適切な使い分けが感染予防に効果
的です。

当⼯業会では、

【ホームページ】:https://hcia.or.jp/

【ニュースリリース】
・Ipros掲載ページ:https://premium.ipros.jp/about_hcia/?hub=157%EE%82%9D4700669

・公式X:https://twitter.com/HCIA62072366

等を通して、各種薬剤の特徴と適切な使い分けなどについても、わかりやすく情報発信して参ります。
Xでは、次亜塩素酸に関する国外の論⽂情報を中⼼に、学術情報をつぶやいています。
各種薬剤の有効な使⽤⽅法に関しては、以下のような厚⽣労働省からの情報発信が参考になります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
(※外部リンクに飛びます)
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/0311_korosho.pdf
(※外部リンクに飛びます)

厚⽣労働省が直接管轄される、薬機法、⽔道法、⾷品衛⽣法等にかかわる薬剤に関しては、⼗分なな情報収集・発信がおこなわれています。
しかし、「次亜塩素酸⽔」等の薬機法に関わらない、環境衛⽣に役⽴つ薬剤に関する情報に関しては、管轄外のため、情報収集も⼗分ではなく、また、制度上も発信が難しいという問題を抱えています。
HCIA⼀般社団法⼈次亜塩素酸化学⼯業会では、この⾏政の情報発信の不⾜を補うべく、除菌・消臭・環境の感染予防に役⽴つ、⼀般市販されている次亜塩素酸⽔を中⼼とした薬剤に関して、適切な情報を発信しています

⼿指消毒など、⼈体に直接作⽤させる⽤途について

これらの⽤途に関しては、「医薬品・医薬部外品アルコール」「薬機法に基づき製造販売されている殺菌剤、消毒剤」をご使⽤ください。
次亜塩素酸⽔は、安全性、有効性を含めて極めて有効ですが、法規上、本⽤途を⽬的とした販売は、現時点で認められていません。

当⼯業会として正式に厚⽣労働省結核感染症課に確認した結果、「次亜塩素酸⽔は、⼿荒れが起きにくいという優れた特徴があるので、アルコールで⼿荒れやアレ
ルギーのある⽅など、ご購⼊者が⾃らの判断で使⽤することは妨げない」との判断をいただいています。
次亜塩素酸⽔は、アルコールでは効果を発揮しにくい、ノロウイルス等のノンエンベロープウイルスへの有効性が極めて⾼く、⼤⼿を中⼼とした⾷品⼯場の多くが、
製造装置を⽤いて現場で⽣成される「次亜塩素酸⽔」を、「⾷品添加物ルールを満たす」ことを根拠に、⼿洗いの際に使⽤されています。

⾷品に直接使⽤する⽤途について

本⽤途に関しては、⾷品添加物として認められた次亜塩素酸ナトリウム、⾷品添加物エタノール等の使⽤が基本となります。
⾷器や調理器具の洗浄や除菌⽤途での「次亜塩素酸⽔」の使⽤は、法的にも問題なく、安全性、効果、コストの⾯からも、ご使⽤を推奨します。
⾁や⿂の⾎液が付着したものや、タンパク質汚れや、有機物汚れが多く付着した対象物に「次亜塩素酸⽔」を使⽤する場合は、事前に⾎液やっ有機物汚れを洗い流した後に、⼗分な量のスプレーや、浸漬を⾏なってください。

次亜塩素酸⽔の加湿器利⽤の有効性

次亜塩素酸⽔は、加湿器に使⽤することで空間噴霧が可能な除菌系の薬剤として特に有⽤です。加湿器の加湿⽔に次亜塩素酸⽔を使⽤することで、⼿の届かない場所まで衛⽣管理が可能となり、感染対策が整った環境づくりを実現できます。

次亜塩素酸⽔の加湿器利⽤は、厚⽣労働省が正式に認めて います

厚⽣労働省 事務連絡(令和3年10⽉21⽇、令和4年10⽉24⽇)で、全国の保健所等に向けた正式事務連絡で、次亜塩素酸⽔の加湿器噴霧に関して使⽤を認める判断が、正式に出されています。

適切な薬剤の使⽤とJSA標準規格の推奨

JSA規格次亜塩素酸化学工業会

⼀般社団法⼈次亜塩素酸化学⼯業会は、感染対策と衛⽣環境の改善に向け、これらの薬剤の適切な使⽤を推奨します。特に、JSA標準規格「JSAS10122022次亜塩素酸分⼦⽔溶液」に準拠した製品の使⽤を強く推奨します。

これらの製品は、品質と安全性が確保されています。薬剤の効果的な使い⽅や、衛⽣環境づくりの具体例についても詳しく解説します。

安全性と取扱い注意点

各薬剤の安全性、取扱い注意点、適⽤例などについても当⼯業会ホームページで触れて参ります。これにより、薬剤の全般的な理解を深め、より安全に使⽤することができます。

次亜塩素酸⽔の適⽤例

次亜塩素酸⽔は、オフィスや学校、医療施設、飲⾷店など、多くの場所での使⽤が可能です。この広範な適⽤性は、次亜塩素酸⽔が感染症対策と衛⽣環境づくりに⼤きく貢献
することを⽰しています。
我々⼀般社団法⼈次亜塩素酸化学⼯業会は、これらの情報が皆様の感染症対策と衛⽣環境づくりに役⽴つことを願っています。